【睡眠薬の効果】強い睡眠薬の選び方は?

「眠れないから睡眠薬を飲みたい」と考えるとき、どんな睡眠薬が欲しいですか?

✔ 1分でも早く寝つくことができる
✔ 30分でも長く睡眠時間がとれる
✔ 一度寝ついたら朝まで起きない

強い睡眠薬・よく効く睡眠薬といっても、その基準はどこにあるのでしょう。
ここでは、睡眠薬の効果の計り方について解説していきます。

睡眠薬の効果はどこで判断する?

睡眠薬の効果とは?

睡眠薬は作用時間の長さによって、超短時間型・短時間型・中時間型・長時間型の4種類に分けられます。

作用時間が短いと効き目も弱い?と考えがちですが、必ずしもそうではありません。

長く効く睡眠薬は効きはじめるまでに時間がかかりますし、作用が短い薬は早く効くという特徴があります。
どんな不眠症状で悩んでいるのかによって、求める効果もさまざま。
つまり、効果の高い睡眠薬はコレ!といった判断は人によって変わってくるのです。

その1・入眠の早さ

有効成分の血中濃度の移り変わりによって、効果の現れ方も異なります。

血中濃度が上昇するにしたがって、眠気が強くなります。
血中濃度が最高値に達するとき=作用のピーク
その後、少しずつ濃度が低下していき、やがて効果はなくなります。

種類 効きはじめるまで
超短時間型 15~30分
短時間型 15~30分
中時間型 15~45分
長時間型 40~60分

「眠りたいのになかなか寝つけない」といった入眠障害にとっては、早く効く超短時間型や短時間型が効果の高い睡眠薬といえます

【薬品名】
ルネスタ、マイスリー、レンドルミンなど

その2・作用時間の長さ

「睡眠が維持できなくて、翌日にだるさを引きずる」
「眠っているのに熟睡した感じはしない」

など、一定の睡眠時間を確保したいという人には、長く作用する睡眠薬が有効です。

種類 作用時間
超短時間型 4~5時間
短時間型 6~10時間
中時間型 12~24時間
長時間型 24時間以上

効果が長く続く睡眠薬は、その分翌日まで持ち越しやすいという点に注意が必要です。
起床時刻に起きられない、日中にだるさや眠気を引きずるといった悪影響が懸念されるため、医師の指示のもと服用を開始してください

【中時間型の睡眠薬】
ロヒプノール、ユーロジンなど

睡眠に対する強制力は?

強制的に眠らせる力がある?
睡眠薬の強さは、無理やり眠らせる力があるかどうかでも変わってきます。
脳に作用する力が大きければ大きいほど眠りに対する強制力も強く、脳への作用が小さければ入眠作用や睡眠の維持は弱くなります

眠らせる力が強い方が睡眠薬として優れているか、というとそうではなく、「どんな風に眠りたいか?」「どんな睡眠を求めているか?」によって、薬剤を選択するのが正しい方法です。

レベル3・脳の働きを低下させる薬

もっとも強制力が強いのは、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系といわれる睡眠薬

神経伝達物質・GABAの働きをサポートすることで神経細胞の興奮を抑え、脳に催眠作用をもたらします。
「疲れすぎてバテバテ・・知らないうちに眠っていた」といった状態を引き起こし、強制的に眠りへと導きます。

レベル2・脳の覚醒を抑制する薬

脳への影響は比較的弱まりますが、抗ヒスタミン作用によって眠りやすいコンディションを整えるのが睡眠改善薬
化学伝達物質・ヒスタミンとヒスタミン受容体の結合によって起こる覚醒を阻害して、入眠へと促します。

風邪薬の副作用である「眠気」を睡眠薬の効果として活用していて、ドリエルという商品が代表的。

レベル1・体内時計を整える薬

自然な眠りを得たいと考える人におすすめなのが、メラトニン受容体作動薬です。

人間の身体には睡眠ホルモン・メラトニンが備わっていて、太陽が昇ると活動モードになって陽が沈むと休息モードに切り替わるようにできています。

しかし加齢や生活習慣の乱れなどによってメラトニンが減少すると、体内のリズムも乱れがちに。

そこでメラトニンが働きやすい環境を整えることで、正常なサイクルで安定した睡眠を得られるようにコンディションを整えていきます。
メラトニン受容体作動薬は病院で処方されるほか、海外通販で購入可能。
ロゼレムという薬品名で流通しています。